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温浴施設 品質探訪❸
JGM笠間ゴルフクラブ 温泉探訪 35年の歴史を持つゴルフ場で感じた「プレー後のおもてなし」と環境品質 今回は、いつもの温浴施設とは少し趣向を変え、ゴルフ場に併設された温浴施設を訪ねました。 私はゴルフが好きで、ゴルフラウンドの後に利用するお風呂も楽しみの一つです。 汗を流し、疲れた身体を癒してくれるゴルフ場の浴場。今回は、茨城県桜川市にあるJGM笠間ゴルフクラブを訪問しました。 JGM笠間ゴルフクラブ 大浴場 JGM笠間ゴルフクラブ JGM笠間ゴルフクラブ(茨城県桜川市)は、鬼才ピート・ダイが設計した戦略性の高い27ホールを持つゴルフ場です。 運営会社の変遷はありますが、約35年の歴史を持ち、クラブハウスは近代建築の巨匠アントニン・レーモンドの建築設計事務所が手がけたものとされ、銅板葺き屋根の美しい建物が印象的です。 ゴルフ場に到着した時点から、単に「ゴルフをする場所」というだけではない、施設としての品格を感じさせてくれます。 そして、今回注目したのが、ラウンド後に利用する温浴施設です。 温浴施設の特長 天然温泉ではありませんが、大理石と御影石
阿部 克範
10月7日読了時間: 6分
SPA 日常清掃読本(抜粋版)❺衛生・安全管理の欠如は経営リスクになる
第5回 衛生・安全管理の欠如は経営リスクになる 温浴施設における環境衛生管理は、単なる“美観維持”ではありません。 実際には、施設の安全性や経営そのものに関わる重要な業務です。 例えば、衛生管理不足によって発生する代表的なリスクのひとつが、レジオネラ属菌です。 レジオネラ属菌は、循環配管やろ過器内部のぬめり(バイオフィルム)などを発生源として増殖することがあり、感染すると重症肺炎を引き起こすケースもあります。 実際に全国では、レジオネラ菌検出による営業停止や臨時休館事例が発生しています。 また、安全面でも、温浴施設は非常に事故リスクが高い業態です。 ・濡れた床 ・石材の摩耗 ・ぬめり ・視認性低下 などによって、転倒事故が発生しやすくなります。 転倒事故は、高齢者利用が多い温浴施設では特に注意が必要です。 場合によっては、損害賠償や施設イメージ低下へ繋がるケースもあります。 つまり、環境衛生管理を軽視することは、 「経営リスクを放置すること」 とも言えるのです。 だからこそ、温浴施設では、日常清掃だけではなく、継続的な衛生
阿部 克範
10月7日読了時間: 1分
環境品質管理シリーズ~“選ばれる施設”は環境品質をどう管理しているのか❺
第5回 清掃品質を“感覚管理”から脱却する方法 はじめに 「しっかり清掃しているつもりでも、品質にばらつきが出る」 これは多くの施設で見られる課題です。 特に、 ・担当者による差 ・時間帯による差 ・繁忙期の品質低下 ・点検基準の曖昧さ などによって、“感覚的な管理”になってしまうケースがあります。 今回は、環境品質を安定維持するために重要な“見える化”について解説します。 「頑張っている」だけでは品質は安定しない 現場では、多くのスタッフが真面目に業務へ取り組んでいます。 しかし、 ・基準が曖昧 ・点検方法が統一されていない ・評価基準がない 状態では、どうしても品質にばらつきが発生します。 つまり、重要なのは“努力”だけではなく、“管理基準”を持つことです。 品質を「見える化」する重要性 現在は、環境品質を可視化しながら管理する時代へ変化しています。 例えば、 ・点検チェックリスト ・清掃記録 ・定期監査 ・劣化診断 ・衛生測定 などを組み合わせることで、現場状況を客観的に把握しやすくなります。 また、問題箇所の早期発見にも繋がります
阿部 克範
10月7日読了時間: 2分
SPA 日常清掃読本(抜粋版)❹「清掃は「施設の顔」をつくる仕事」
第4回 清掃は「施設の顔」をつくる仕事 利用者が施設へ来館した際、最初に感じるものは何でしょうか? それは、 館内の清潔感 空気感 快適性 美観 つまり、利用者は“施設全体の雰囲気”を瞬時に感じ取っています。 そして、その印象づくりに大きく関わるのが「清掃」です。 清掃というと、単に汚れを除去する作業と思われがちです。 しかし実際には、 「施設の印象をつくる仕事」 とも言えます。 清掃の重要性 例えば、 脱衣所の髪の毛 鏡の水垢 排水周辺のぬめり 床のくすみ など、小さな劣化でも、利用者は敏感に感じ取っています。 特に温浴施設では、裸で利用する空間だからこそ、「清潔で安全かどうか」に対する感覚が非常に強くなります。 清掃と信頼感 清掃品質は、そのまま施設への信頼感へ繋がっていくのです。 だからこそ、清掃業務は単なる作業ではありません。 「施設の顔をつくる仕事」 という意識が重要になります。 清掃の仕組み化 清掃業務を仕組み化することが、施設の価値を高める鍵です。 以下のポイントを考慮しましょう。
阿部 克範
9月12日読了時間: 2分
環境品質管理シリーズ~“選ばれる施設”は環境品質をどう管理しているのか❹
第4回 “見えない劣化”は、なぜ進行するのか はじめに 温浴施設では、目に見える汚れ以上に、“見えない劣化”への対応が重要です。 実際の現場では、利用者から見えにくい部分で、徐々に劣化が進行しているケースも少なくありません。 例えば、 ・排水周辺の菌膜 ・換気設備内部の汚染 ・石材内部へのスケール浸透 ・防滑性能低下 ・水質由来の被膜形成 などは、初期段階では気付きにくいものです。 今回は、温浴施設で起こりやすい“見えない劣化”について解説します。 高温多湿環境は劣化が進行しやすい 温浴施設は、常に高温多湿環境にさらされています。 そのため、通常施設以上に、 ・水垢 ・菌膜 ・カビ ・スケール ・臭気 などが発生しやすい環境です。 さらに、水質や換気状態によっては、汚染が短期間で進行する場合もあります。 「見えない部分」が最も重要 実際には、利用者の目に触れない部分ほど重要です。 例えば、 ・排水内部 ・換気ダクト ・機械室周辺 ・床材内部 ・石材細部 などは、問題が表面化するまで気付きにくいことがあります。 しかし、こうした部分の管理不足が、
阿部 克範
9月9日読了時間: 2分


SQAケーススタディ01-多摩源流温泉 小菅の湯
SQA-温浴施設管理責任者インタビュー「環境衛生管理の内製化が生み出す環境品質とは」多摩源流温泉小菅の湯 施設管理責任者 村上伸哉氏に聞く
阿部 克範
8月22日読了時間: 8分


温浴施設 品質探訪❷
湯檜曾温泉探訪 清流沿いに佇む、源泉かけ流しの温泉宿 7月の終わり、温泉好きの家内と二人、群馬県利根郡みなかみ町湯檜曾にある、1922年(大正11年)創業の老舗温泉宿「林家旅館」を訪れました。 湯檜曾温泉 林家旅館 都心から車で約2時間半。 豊かな自然に囲まれた湯檜曾温泉で、24時間源泉かけ流しの温泉を楽しめる宿です。 昭和初期には、文豪・与謝野晶子、鉄幹夫妻も投宿したという歴史ある温泉宿。客室は11室とこぢんまりしていますが、その分、静かに温泉を楽しみ、部屋食を味わいながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。 静かな宿で、ゆっくり温泉を楽しむ 到着すると、受付の女性が丁寧に案内してくださいました。案内された和室は、二人で過ごすには十分な広さ。清流側に面しており、窓から感じられる自然の雰囲気も心地よいものでした。 部屋からみる渓流 張り替えたばかりと思われる畳もきれいで、客室に入った時から、落ち着いた時間を過ごせそうな安心感がありました。 そして、今回のお目当てはもちろん温泉です。 1階には二つの浴室があり、男女時間交替制となっています。
阿部 克範
8月11日読了時間: 6分
環境品質管理シリーズ~“選ばれる施設”は環境品質をどう管理しているのか❸
第3回 SNS口コミ時代、「清潔感」はどう評価されるのか はじめに 現在の温浴施設運営では、「清潔感」が施設評価に直結する時代になっています。 特にSNS口コミでは、 ・床のぬめり ・脱衣所の臭気 ・水回りの汚れ ・鏡のウロコ ・排水周辺の不快感 など、環境品質に関するコメントが非常に多く見られます。 設備が充実していても、「なんとなく清潔感がない」と感じられてしまうと、施設全体の印象低下へ繋がる可能性があります。 今回は、口コミ時代における環境品質の重要性について考えます。 利用者は「空気感」を見ている 温浴施設における評価は、単純な汚れの有無だけではありません。 実際には、 ・空気感 ・臭気 ・清潔感 ・快適性 ・維持状態 など“総合的な印象”として評価されています。 例えば、床が綺麗でも、換気不足で湿気臭を感じれば、利用者は「清潔ではない」と感じることがあります。逆に、細かな部分まで維持管理されている施設では、「安心感」や「丁寧さ」が伝わります。 「小さな劣化」が評価を下げる 温浴施設では、劣化は少しずつ進行します。 例えば、 ・鏡のウロコ
阿部 克範
8月11日読了時間: 2分
SPA 日常清掃読本(抜粋版)❸「環境衛生管理は「おもてなし」の土台」
今回のサイトオープンに伴い、2026年9-10月発刊予定の「SPA日常清掃読本」より、そのエッセンスをご紹介してまいります。 温浴施設に関わる皆様のお役に立つ情報を提供してまいります。 第3回 環境衛生管理は「おもてなし」の土台 温浴施設において“清潔で、安全で、美しい空間”を提供することは、最大の接客品質とも言えます。 いくら接客が丁寧でも、 ・床がぬめっている ・脱衣所に臭気がある ・水回りが汚れている 状態では、利用者満足度は確実に低下します。 つまり、環境衛生管理は単なる裏方業務ではなく、“おもてなしの土台”なのです。 特に温浴施設は、高温多湿環境であるため、一般施設以上に環境管理が重要になります。 例えば、 ・水垢 ・石鹸カス ・菌膜 ・臭気 ・カビ などは、日々少しずつ蓄積していきます。 そのため、「問題が起きてから対応する」のではなく“問題を発生させない管理”が必要になります。 現在は、Google口コミなどによって、施設の清潔感が可視化される時代です。 つまり、環境衛生管理は、施設の評価そのものへ直結する重要な管理
阿部 克範
8月11日読了時間: 2分
環境品質管理シリーズ~“選ばれる施設”は環境品質をどう管理しているのか❷
第2回 清掃費を削減すると、施設では何が起きるのか はじめに 「清掃頻度を少し減らせないか」 「人員配置を見直したい」 近年、人件費高騰や人手不足により、清掃コスト見直しを検討する施設が増えています。 もちろん、適正なコスト管理は重要です。 しかし、清掃管理の見直しは、単純に「作業量を減らす」だけでは済まないケースがあります。 現場では、小さな品質低下が徐々に積み重なり、やがて利用者満足度低下へ繋がっていくからです。 今回は、清掃費削減によって現場で実際に起きやすい問題について解説します。 最初に現れるのは「小さな違和感」 環境品質低下は、突然起きるものではありません。 多くの場合、最初は利用者が感じる“小さな違和感”として現れます。 例えば、 ・床が以前より滑りやすい ・脱衣所に湿気臭を感じる ・排水周辺がぬめりやすい ・鏡が曇って見える ・浴場の空気が重い こうした変化は、現場側では見慣れてしまい、気付きにくいこともあります。 しかし利用者は非常に敏感です。 特に常連客ほど、小さな変化に気付きやすい傾向があります。 こうした細かな要素が、施設
阿部 克範
7月14日読了時間: 3分
SPA 日常清掃読本(抜粋版) ❷「温浴施設における『おもてなし』とは」?
今回のサイトオープンに伴い、2026年9-10月発刊予定の「SPA日常清掃読本」より、そのエッセンスをご紹介してまいります。 温浴施設に関わる皆様のお役に立つ情報を提供してまいります。 第2回 「温浴施設における『おもてなし』」とは? 温浴施設は、単に身体を洗う場所ではありません。 利用者は、日々の疲れを癒し、心身をリセットするために来館されます。 つまり温浴施設には、“特別な時間”を提供する役割があります。 そのため、温浴施設で最も重要なのは、単純な設備の豪華さだけではありません。 本当に重要なのは、 ・安心感 ・清潔感 ・快適性 ・空気感 といった、“環境そのもの”です。 特に温浴施設では、お客様は裸という無防備な状態で館内を利用します。 だからこそ、利用者は非常に敏感に、「この施設は清潔か」 「安心して利用できるか」を感じ取っています。 例えば、 ・床のぬめり ・排水周辺の臭気 ・浴場鏡のウロコ ・脱衣所の湿気感 など、小さな違和感が施設全体の印象へ大きく影響します。 逆に、細かな部分まで管理されている施設では、「丁寧に維持されている」
阿部 克範
7月14日読了時間: 2分
SPA 日常清掃読本(抜粋版)❶「なぜ今、温浴施設の環境品質が重要なのか?」
今回のサイトオープンに伴い、2026年9-10月発刊予定の「SPA日常清掃読本」より、そのエッセンスをご紹介してまいります。 温浴施設に関わる皆様のお役に立つ情報を提供してまいります。 第1回 なぜ今、温浴施設の環境品質が重要なのか? 温浴施設というと、一般的には、 ・温泉ホテル・旅館 ・スーパー銭湯 ・健康ランド ・銭湯 しかし実際には、 ・ゴルフ場 ・フィットネスクラブ/スポーツセンター ・ビジネスホテル ・スパリゾート など、温浴を備えた施設は非常に幅広く存在しています。 全国規模で見ると、こうした温浴関連施設は5万施設を超える規模となっており、日本国内において非常に大きなマーケットを形成しています。 特に温泉旅館や温泉ホテル、スパリゾートなどの宿泊型施設は圧倒的に多く、小規模旅館から大型リゾート施設まで、多様な形態で展開されています。 つまり、“温浴施設”と一言でいっても、その運営環境や管理レベルは大きく異なっているのです。 2020年以降のコロナ禍は、温浴施設業界にも大きな影響を与えました。 利用者減少による売上低下、営
阿部 克範
7月3日読了時間: 2分
環境品質管理シリーズ~“選ばれる施設”は環境品質をどう管理しているのか❶
第1回 環境衛生コストは“経費”ではなく“施設価値”である はじめに 温浴施設において、「清潔感」は単なる印象ではありません。 施設全体の評価、リピート率、口コミ評価、さらには安全性にも関わる、極めて重要な“経営品質”のひとつです。 しかし一方で、清掃・衛生管理に関する費用は、「できるだけ抑えたいコスト」として扱われる場面も少なくありません。 もちろん、運営コストの最適化は重要です。 しかし、環境衛生コストを単純な削減対象として考えてしまうと、施設品質そのものを低下させてしまう可能性があります。 本当に重要なのは“いくらかけるか”ではなく“どのように環境品質を維持するか”です。 今回は、温浴施設における環境衛生コストの考え方について、現場視点を交えながら解説します。 清掃・衛生管理は「施設価値」を支える重要要素 温浴施設は、利用者が裸で過ごす特殊な空間です。 そのため、利用者は非常に敏感に「清潔感」を感じ取っています。 例えば、 ・床のぬめり ・排水周辺の臭気 ・浴場鏡のウロコ ・脱衣所の髪の毛 ・水回りのくすみ ・換気状態 こうした細かな要素が
阿部 克範
7月3日読了時間: 3分


温浴施設 品質探訪❶
芦野温泉(栃木県)を訪れる 芦野温泉芦の湯大浴場 現代版湯治場で感じた「癒し」と環境品質 温泉好きの家内と一緒に、一泊二日で栃木県那須町にある芦野温泉を訪れました。 都心から車で約2時間半。 豊かな自然に囲まれた静かな環境にあり、「現代版湯治場」として全国から多くの利用者が訪れる人気の温泉です。 芦野温泉最大の魅力は、pH9.8前後の高アルカリ性源泉と薬草の湯。 神経痛や冷え性などへの効能が期待されることでも知られています。 施設では2本の自家源泉を有しています。 温泉情報(芦野温泉公式HPより) 芦野温泉分析表1号源泉 湧出地における調査及び試験成績: ・泉温 27.9℃(気温20℃) ・湧出量 190 l/min 動力揚湯 ・ph値 9.9 ・ラドン含有量 x10-10Ci/kg(M•E/kg) 泉質:アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉) 芦野温泉分析表2号源泉 湧出地における調査及び試験成績 ・泉温 45.0℃(気温8℃) ・湧出量 100 l/min 動力揚湯 ・ph値 9.5 ・ラドン含有量 x10-10Ci/kg(M•E/kg
阿部 克範
7月3日読了時間: 4分
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