SPA 日常清掃読本(抜粋版)❺衛生・安全管理の欠如は経営リスクになる
第5回 衛生・安全管理の欠如は経営リスクになる
温浴施設における環境衛生管理は、単なる“美観維持”ではありません。
実際には、施設の安全性や経営そのものに関わる重要な業務です。
例えば、衛生管理不足によって発生する代表的なリスクのひとつが、レジオネラ属菌です。
レジオネラ属菌は、循環配管やろ過器内部のぬめり(バイオフィルム)などを発生源として増殖することがあり、感染すると重症肺炎を引き起こすケースもあります。
実際に全国では、レジオネラ菌検出による営業停止や臨時休館事例が発生しています。
また、安全面でも、温浴施設は非常に事故リスクが高い業態です。
・濡れた床
・石材の摩耗
・ぬめり
・視認性低下
などによって、転倒事故が発生しやすくなります。
転倒事故は、高齢者利用が多い温浴施設では特に注意が必要です。
場合によっては、損害賠償や施設イメージ低下へ繋がるケースもあります。
つまり、環境衛生管理を軽視することは、
「経営リスクを放置すること」
とも言えるのです。
だからこそ、温浴施設では、日常清掃だけではなく、継続的な衛生・安全管理体制が重要になります。
次回予告
次回は、 「『見た目が綺麗』だけでは安全とは言えない」 について解説します。

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